お金の使い方を知らずに育つこと(※閲覧注意)
私が生まれた時から私の家は貧乏でした。
よくありがちな、流行りのゲームを持っていない系の小学校・中学校時代を過ごし、高校もモンハンやらの話題を一切見ないようにして生きていました。
「就職して絶対お金持ちになるぞ!もし子供が出来たら絶対欲しいものはなんでも買ってあげるぞ!」
と意気込んではみたものの、就職活動にいざ取り組んでみると給料なんて二の次三の次という感じになりました。
アルバイトをしても、両親から「無駄遣いはするな」と毎日のように言われ、私もだんだんお金を使うこと自体に抵抗が生まれるようになりました。
今日もいつものように昼食を抜いて、夕食も抜こうとしていたところ、先輩からこう言われました。
「お前はお金の使い方を知らないんじゃないの?」と。
確かにその通りだなと思いました。
もう今となっては、目の前にポンと1万円が現れたとしても、何に使って良いのか、というよりはこのお金を使って構わないのか?と誰にというわけでもなく問うてしまうのです。
さすがに限界が来れば食べ物は買うし、電車に乗らなきゃいけないなら切符は買う。
でも、それだけじゃないか?
ふと、そう思うと悲しくなってきました。
社会に出てからは、お金が増えても使う時間が無くなるのではないか?
という就活の不安とも結びついてしまい、完全に精神が参ってしまっています。
自分の心が強ければ、罪悪感を感じることもなく自分で稼いだお金で好きな漫画を買ったり、好きな音楽を買ったり、そういったことも出来たのかなぁと思うと、途端に高校時代や中学時代に戻りたくなってしまいました。
これから先に現れた「ほしい物」に対して、自分が一歩踏み出せるのかどうかを人事のように期待しつつ生活していきたいと思います。
それでは!