海未「愛とは一体なんなのでしょう」
海未「……愛とは」
凛「にゃ?」
海未「…………愛とは、一体なんなのでしょう」
希「また唐突やなぁ」
凛「一度スイッチが入ると海未ちゃんは誰にも止められないにゃ~」
海未「希はどう思います?」
希「そうやなぁ……カードに聞いてみよか」
海未「私は真剣なのですよ!」
希「(ウチの占いはネタやと思われてるんや……)」
海未「凛……は、別にいいです」
凛「バカにしてるのかにゃ!?」
希「知らないLove*教えてLoveとか、作詞したんと違うん?」
海未「あれはことりが勝手にやりました」
希「あっ、そうなん……」
凛「あんな恥ずかしい歌詞はなかなか書けないにゃ」
海未「…………」
凛「(うわー、露骨に怒ってる……)」
希「海未ちゃんも、少し背伸びしてみたってことやんな」
海未「???」
希「(あっ帰りたい)」
海未「……決めました!愛とは何なのか……それを知るためにリリホワは山に登ります!」
希・凛「!?」
海未「山頂アタックです!」
希「なんでまたいきなり山なん?」
海未「決まっているでしょう、告白することをアタックと言うからです」
凛「うっ!凛はお腹が……かよち~ん!」
希「あっ、逃げた!」
海未「逃がしませんよ!待ちなさい、凛!」
~数時間後~
凛「ここまで来ればもう追ってこないはずにゃ……」
海未「ま、待ちなさい……凛……」
凛「まだ追ってきてる!?」
海未「り…………ん……?見てください、凛!」
凛「えっ?……わぁ、すごい夕焼けだにゃ!」
海未「気がついたら私たち、山頂まで来てしまっていたのですね」
凛「……たまにはこんなのもいいかにゃ!」
海未「ええ……今晩はここに泊まりましょう、食べ物もテントも用意してありますよ」
凛「準備が良いにゃ~♪」
希「うーん、迷ってもうた」
希「百合の迷路~♪」
希「…………」
希「あっ!これは……焼き肉ににおいや!」
ドドドドドドド……
海未「…………凛、来ますよ!イノシシが!」
凛「イノシシ!?」
ドドドドドドド……ガサガサッ!!
海未「必殺!ラブアロー……希!」
希「肉焼いとるんか!?」
海未「見ましたか凛!こういうことです!」
凛「なるほどにゃ~」
海未「それでは!」
みんな「いただきま~す!」