希「困ってるみたいやね、賽銭泥棒さん」
μ'sのみんなと別れてからそろそろ2時間。
ひと通り神社の掃除も済んだかな。
希「今日はそろそろおしまい、っと」
大きく伸びをして箒を片付けようとしたその時。
???「あぁ……っ……どうなってんのよこれ……」
――聞き覚えのある声やんな?
でも、もうとっくに帰ったはずやのに……。
ゆっくり近づいてみると、賽銭箱の前に膝をついてごそごそしているニコっちの姿が。
にこ「ったく……賽銭箱って簡単にお金が取り出せる作りだってネットにも書いてあったのに……」
希「困ってるみたいやね、賽銭泥棒さん」
にこ「そうなのよ!賽銭箱って意外に……って希!?」
希「ニコっち……ついにお金に困っとるからって犯罪に手を染めてしもたんやね」
にこ「こ、こ、これは違うのよ……そうだ、わしわし!わしわしOK!わしわしで許して!お・ね・が・い♡」
希「……ニコっち、ちょっとこっち。」
にこ「いっ、痛い痛い!」
ニコっちを引っ張ってとりあえずその場を離れる。
離れたのはええんやけど、これからどないしよ?